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C++Builder 10.2 Release 2 TCardPanelについて

TCardPanel概要

TCardPanelは、複数のTCardとセットで利用します。
IDEのデザイナ上でTCardを作成し管理する事ができ、TCardPanelを配置した上にTButtonなどのコンポーネントをドラッグ&ドロップすると自動でTCardが作られその配下にTButtonが配置されます。
TCardはフォーム上に作られるが、TCardPanel内部ではTList<TCard>を作って管理している。

TCardPanel機能

TCardを管理する為のいくつかの機能があります。

CreateNewCard();

新しくTCardを作成し、アクティブにする。

 TCard* acard = CardPanel1->CreateNewCard();
    TButton* b1 = new TButton(this);
    b1->Parent =  acard;

DeleteCard(int Index);

TCardを削除する。コンテナから消すだけではなくインスタンスもdeleteする。

 //アクティブなカード番号を取得しカードを削除
    CardPanel1->DeleteCard(CardPanel1->ActiveCardIndex);

FindNextCard(int Index, bool GoForward, bool CheckCardVisible);

順方向または逆方向に順番に次のカードのインデックスを取得する。

 int i = CardPanel1->FindNextCard(0,true,false);

NextCard();

次のカードに移動

 CardPanel1->NextCard();

PreviousCard();

前のカードに移動

 CardPanel1->PreviousCard();

プロパティ ActiveCardIndex

アクティブなカード番号を取得

 int i = CardPanel1->ActiveCardIndex;

プロパティ ActiveCard

アクティブなカード取得

 TCard* acard = CardPanel1->ActiveCard;

プロパティ CardCount

TCardPanel上のカード数

 int acount = CardPanel1->CardCount;

プロパティ Cards[int Index]

TCardPanel上カード個別取得

 TCard* acard = CardPanel1->Cards[0];

プロパティ Loop

ナビゲートするときにNextCardおよびPreviousCardのメソッドがカードリストの反対側にループするかどうかを制御します。

 CardPanel1->Loop = true;

イベント OnCardChange

アクティブなカードが別のカードに変更された場合に発生します。

typedef void __fastcall (__closure *TCardChangeEvent)(System::TObject* Sender, TCard* PrevCard, TCard* NextCard);