
先日、7月29日に翔泳社さん主催のデベロッパーサミットのセッションの一つを担当し、IoTやビーコンやマルチデバイス関連のお話を45分にわたって、弊社の井之上とともに繰り広げてまいりました。 ご聴講いただいた方々が、おおよそ弊社のことをご存知ない方だと思われましたので、DelphiやC++ Builderのディープな話は置いておき、RAD Studioの特徴であるIoTとビーコン開発のコンポーネント周りや、マルチデバイス開発の基礎的な話をいたしました。おそらく150人以上は集まっていただいたかと思われる会場で、聴講者の皆様の前に立って話すというのは緊張するもので、セッション開始直後の数分間はカミカミでありました。
さて、今日の本題に入ります。久々に、日本語で書かれた(日本語に翻訳された)Delphi (Object Pascal)の書籍が出ています。
発売されたのは今年の5月~6月頃ですので、もう3か月ほども経っております。6月にエンバカデロが開催した Developers Camp in Tokyo にお越しいただいた方々は、会場入り口にて販売していた当書籍を目にした方も多いのではないかと思います。
出版元のカットシステムさんいわく、予想よりも多くご注文をいただいているとのことで、何度も某有名オンライン書籍販売の会社さんに納品を行っているとか。
これは私の個人的な想像ですが、Delphi関連の日本語書籍がしばらく出版されていなかったこともあり、Delphi情報が供給されず飢えていたところに、この重厚な本が発売されたため、その重さ&お値段にも拘わらずお買い求めいただいた方々が殺到したのではないかと想像しています。
お値段は6000円+税 と少々お高めになっておりますが、そのお金額に値する内容になっています。全18章構成、570ページにわたるObject Pascal 言語についての詳細な解説、ガイド本です。著者は弊社エンバカデロテクノロジーズ本社のMarco Cantuで、彼はDelphiとRAD Studioのプロダクトマネージャーです。これを弊社 日本法人代表の藤井が監訳しています。
書籍の名称は「OBJECT PASCAL HANDBOOK―マルチデバイス開発ツールDelphiのためのプログラミング言語完全ガイド」で、本書についての概略は、カットシステムさんのWebページにおける説明をご参照いただくとお分かりいただけるかと思いますが、Object Pascal言語について網羅されています。
http://www.cutt.co.jp/book/978-4-87783-401-2.html
Object Pascal言語について学びたいという方にも使っていただけますし、既にObject Pascalを存分に知っているという方にも辞書的に使っていただける内容です。
本書で記載されているデモコードはオンラインからダウンロード可能で、実際にコードと向き合いながら読み、使い、学ぶことができるようになっています。
おそらくコードを実際に使いながらこの本を読破するには相当の時間が必要かと思われますが、それだけ充実した内容です。まだ私もすべてを読み終えることができておりません…。皆様もぜひお手に取り、お楽しみ(?)くださいませ。
アマゾンさんでのリンクはこちら
ISBN 978-4-87783-401-2